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昔の日本人の治癒力凄い!

本日来られた御年92歳の女性、首から上の左側だけ、全部が痛いとの事。耳から頬、首筋、頭が痛むらしい。あちこち病院に掛ったが特に異常はないとの事で痛みどめの薬が出ていたが飲み過ぎて胃が悪い。

原因として三叉神経痛など脳神経の異常も考えられるけどとりあえず見せていただく。仰向けになって頭を支えると顔が自然と右を向いてしまう。第一頸椎の左斜め上方向回旋捻じれを疑う。首は大変デリケートな箇所なのでできれば触れたくない。

そこで筋膜連鎖で足の筋膜から首を狙うが反応が全くない。座位になっていただき骨盤をチェックするとビックリするくらい左腸骨稜の方が高い。骨盤調整の後、胸椎1番から順に脊椎の調整を行う。下まで下がって来ると腰椎5番の左回旋が一番きつい。

実は腰椎5番と頸椎1番(環椎)は兄弟椎(ロベットブラザー)といって同じ方向に歪む法則があります。
この腰椎5番を正位に戻せば頸椎1番も正位に戻るかも知れない。
案の定、腰椎5番の左回旋を解消して「今、まだお顔は痛いですか?」と聞いたところ「痛くない、すごく楽になった!」と喜んでいただけました。

しかし、つくづく田舎の高齢者の治る力は強力です。高齢者でも団塊の世代より上の80代、90代の方です。
一般的に若い方は治癒力が鈍いようです。お年寄りの体は体に芯が通っているみたいにインナーマッスルが鍛えられている人が多いです。(ウチの母親だっててんかん発作で自分の大腰筋の収縮力で腰椎の圧迫骨折を起こすほど筋力が強いのです)したがって高齢者は脊椎調整で体が整いやすい感じ。若い方はアウターマッスルで体を支えているために体の外側が硬いので筋膜調整が効きやすいです。筋膜を使って骨格を整える感じ。

日本人の体も今と昔ではまるで別物なのでしょう。生活の変化ですね。足腰を鍛える事、姿勢を正す事がとても大事ですね。
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Author:やす
岩国市の山奥でのんびりと整体師をしております。
うお座B型でこち亀の両さんとおんなじです。
でも両さんほど波乱万丈ではありませんが・・・

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